福岡への旅行や出張、ようこそ!
九州の玄関口である福岡空港から、中心地の博多駅への移動は旅の計画の第一歩です。
「どの移動手段が一番早くて安いの?」「大きなスーツケースがあるけど大丈夫かな?」と悩んでいませんか。
この記事では、福岡を知り尽くしたローカルメディア「よかとこ福岡」が、あなたの疑問や不安をすべて解決します。
地下鉄、バス、タクシーといった主要なアクセス方法を、料金や時間、快適さの面から徹底的に比較。
さらに地元民ならではの混雑回避術まで、豊富な写真付きで分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりの移動方法が必ず見つかります。
スムーズな移動で、最高の福岡ステイをスタートさせましょう。
【結論】目的別に一目でわかる!福岡空港から博多駅への移動手段 比較早見表
まずは結論から。
福岡空港から博多駅への3つの主要な移動手段を、目的別に比較しました。
あなたの旅のスタイルに合うのはどれか、チェックしてみてください。
| 移動手段 | 速さ (約) | 安さ (片道) | 快適さ(荷物/子連れ) | 深夜早朝対応 | こんな人におすすめ |
| 地下鉄 | ◎ (6分) | ◎ (260円) | △ | △ | 速さ・安さ重視の方、身軽な方 |
| バス | ◯ (15分) | ◯ (280円) | ◯ | △ | 国際線利用の方、座って移動したい方 |
| タクシー | ◯ (15分) | △ (約1,500円〜) | ◎ | ◎ | 荷物が多い方、グループ、子連れの方 |
日本一とも言われるほど市内中心部に近い福岡空港。
どの手段を使っても博多駅まで30分とかからないのが大きな魅力です。
それでは、各移動手段の詳細を一つずつ見ていきましょう。
最速・最安はこれ!「地下鉄」での行き方(所要時間6分 / 260円)
速さと安さを両立したいなら、福岡市地下鉄空港線が間違いなくベストな選択です。
福岡空港駅(国内線ターミナル直結)から博多駅までは、わずか2駅、乗車時間はたったの6分。
料金も260円と非常にリーズナブルです[1]。
国内線ターミナルから地下鉄乗り場へのルート【写真付き解説】
国内線ターミナルに到着したら、「地下鉄」の案内表示に従って進むだけなので、迷うことはほとんどありません。
- 到着ロビーを出て、案内板の「地下鉄」方面へ進む
- エスカレーターまたはエレベーターで地下1階へ降りる
- 降りてすぐ目の前が地下鉄の改札口
券売機での切符の買い方・ICカードの使い方
切符を買う場合は、改札手前にある券売機を利用します。
切符の購入手順
- 券売機画面の「きっぷ」を押す
- 料金選択画面で「260」円を選択
- 現金またはICカードで購入
もちろん、SuicaやPASMO、ICOCAといった全国相互利用可能な交通系ICカードも利用可能です。
ICカードをお持ちなら、券売機に並ぶ必要はありません。
改札機の読み取り部にタッチするだけでスムーズに乗車できます。
改札からホーム、乗車時の注意点
改札を通ったら、階段やエスカレーターでホームへ降ります。
博多駅方面へは、「博多・天神・姪浜方面」と書かれた1番のりばの電車に乗りましょう。
ほとんどの電車が博多駅に停車しますが、一部「福岡空港国内線ターミナル」が始発ではない電車もあります。
念のため、電光掲示板で行き先を確認するとより安心です。
【地元民の裏技】知っておくと便利!混雑する時間帯と比較的空いている車両
福岡の地下鉄は、市民の重要な足でもあります。
混雑する時間帯
- 平日: 朝の通勤ラッシュ(7:30〜9:00)と夕方の帰宅ラッシュ(17:30〜19:00)
- 土日祝: 日中(11:00〜16:00)
ラッシュ時に乗車する場合は、進行方向一番後ろの車両が比較的空いていることが多いです。
大きな荷物がある場合は、この時間帯を少しずらすか、後述するバスやタクシーの利用を検討するのも良いでしょう。
地下鉄を選ぶメリット・デメリット
地下鉄でのアクセスは便利ですが、注意点もあります。以下でまとめました。
メリット
- 圧倒的に速い(乗車時間わずか6分)
- 料金が最も安い(260円)
- 運行本数が多く、時間が正確(日中は3〜8分間隔)
デメリット
- ラッシュ時は非常に混雑する
- 大きなスーツケースがあると乗り降りが大変な場合がある
- 国際線ターミナルからだと連絡バスでの移動が必要
国際線から直結で楽々!「西鉄バス」での行き方(所要時間 約15分 / 280円)
国際線ターミナルを利用する方や、大きな荷物を持っていて座って移動したい方には西鉄バスがおすすめです。
国際線ターミナルからは、博多駅まで乗り換えなしの直行バスが運行しています[2]。
国内線・国際線それぞれのバス乗り場はどこ?
バス乗り場は国内線と国際線で場所が異なります。
- 国際線ターミナル
1階到着ロビーを出てすぐ目の前の「2番のりば」から乗車 - 国内線ターミナル
階到着口を出てすぐの「1番のりば」から乗車
料金の支払い方法(現金・ICカード)
料金は後払いです。
- 現金の場合: 乗車時に整理券を取り、降車時に運賃箱へ整理券と料金(280円)を入れる
- ICカードの場合: 乗車時と降車時に、それぞれカードリーダーにタッチする
地下鉄同様、全国相互利用可能な交通系ICカードが使えて便利です。
【2025年最新情報】博多駅まで直行!連節バスの時刻表と特徴
2025年より、福岡空港と博多駅・天神を結ぶ路線には、車体が2両つながった「連節バス」が本格導入されました。
連節バスの特徴
- 一度に多くの乗客を運べるため、混雑が緩和される
- 車内スペースが広く、スーツケースの置き場にも困らない
- 低床で乗り降りがしやすい
運行時刻は公式サイトで確認できますが、日中は約15分間隔で運行しており、利便性が大きく向上しています。
バスを選ぶメリット・デメリット
地元民目線で、バスの便利な点と気をつけたい点を整理しました。
メリット
- 国際線ターミナルから乗り換えなしで移動できる
- 必ず座れる可能性が高い
- 窓から福岡の街並みを眺めながら移動できる
デメリット
- 地下鉄より所要時間がかかる
- 交通状況によって到着時間が遅れる可能性がある
- 国内線からの利用は地下鉄の方が便利
荷物が多い・複数人なら断然お得!「タクシー」での行き方(所要時間 約15分 / 約1,500円〜)
小さなお子様連れや、荷物がたくさんある場合、複数人で移動する場合はタクシーが最も快適です。
料金はかかりますが、目的地までドアツードアで移動できる手軽さは何にも代えがたい魅力です。
タクシー乗り場の場所(国内線・国際線)
各ターミナルの到着ロビーを出ると、すぐにタクシー乗り場の案内が見えます。
- 国内線: 到着口を出てすぐの専用乗り場
- 国際線: 1階到着ロビーを出てすぐの専用乗り場
常に多くのタクシーが待機しているので、長時間待つことはほとんどありません。
博多駅までの料金・所要時間の目安
交通状況によりますが、目安は以下の通りです。
- 所要時間: 約15分
- 料金: 約1,500円〜2,000円
- 深夜料金: 22:00〜翌5:00は2割増
朝夕のラッシュ時や悪天候の際は、所要時間が25分以上、料金も2,500円近くになることがあります。
【裏技】タクシー配車アプリを使うメリットとおすすめアプリ
最近では、タクシー配車アプリを利用するのも賢い方法です。
- おすすめアプリ: GO、DiDiなど
メリット
- 事前に料金の目安がわかる
- クーポンが利用できる場合がある
- オンライン決済で降車がスムーズ
特に混雑が予想される時間帯は、アプリで事前に予約しておくと安心です。
タクシーを選ぶメリット・デメリット
タクシー移動の良い点と注意点をそれぞれ紹介します。
メリット
- プライベートな空間で快適に移動できる
- 荷物が多くても楽々
- 複数人で乗れば一人当たりの料金を抑えられる
デメリット
- 料金が最も高い
- 交通渋滞の影響を受けやすい
【シーン別】あなたに最適な移動手段はこれ!福岡空港→博多駅ベストチョイス診断
ここまで3つの移動手段を紹介しましたが、あなたの状況に合わせたベストな選択肢を診断形式でまとめました。
とにかく時間を節約したい!【出張・ビジネス利用の方】→ 地下鉄一択
1分1秒でも早く博多駅に着きたいビジネス利用の方には、地下鉄が唯一の選択肢です。
渋滞の心配がなく、正確な時間で移動できる信頼性はビジネスシーンに最適です。
費用を少しでも抑えたい!【学生・一人旅の方】→ 地下鉄 or バス
コストを重視するなら、260円の地下鉄が最安です。
国際線利用で、かつ少しでも楽に移動したい場合は、差額20円でバスを選ぶのも良いでしょう。
スーツケースが重い・子連れで大変!【家族旅行の方】→ タクシー or 国際線からバス
大きな荷物やベビーカーがある家族旅行には、タクシーが最もストレスフリーです。
料金はかかりますが、移動の手間と時間を考えれば十分に価値があります。
国際線からであれば、乗り換えなしのバスも有力な選択肢です。
深夜・早朝に到着した場合の移動手段は?
地下鉄やバスの運行が終了している深夜・早朝の時間帯は、タクシーが唯一の移動手段となります。
福岡空港は24時間運用ではありませんが、最終便・始発便に合わせてタクシーは待機しています。
国際線ターミナルからのアクセスを徹底解説!無料連絡バスの乗り方
国際線ターミナルから地下鉄を利用する場合は、国内線ターミナルへの移動が必要です。
その際に利用するのが「無料連絡バス」です。
- 乗り場: 国際線ターミナル1階 到着ロビーを出てすぐの「1番のりば」
- 運行間隔: 日中は約5〜10分間隔
- 所要時間: 約15分
バスは頻繁に来るので、時刻表を気にしすぎる必要はありません。
バスを降りると、国内線ターミナルの目の前に到着し、そこから地下鉄駅へアクセスできます。
【FAQ】福岡空港から博多駅への移動に関するよくある質問
Q.始発と終電の時間は?
- 地下鉄(福岡空港駅発 博多方面)
始発: 5:30
終電: 23:51 - バス(国際線ターミナル発 博多駅方面)
始発: 7:00頃
終電: 22:30頃
運行ダイヤは変更される可能性があるため、利用前に各公式サイトでご確認ください[1][2]。
Q.SuicaやPASMOなど全国交通系ICカードは使える?
はい、利用できます。地下鉄、西鉄バス、タクシー(一部除く)のいずれも、以下の全国相互利用可能な交通系ICカードに対応しています。
- Suica, PASMO, ICOCA, Kitaca, toica, manaca, SUGOCA, nimoca, はやかけん
Q.博多駅のコインロッカーはどこにある?
博多駅には多数のコインロッカーが設置されています。
- 主な設置場所
JR博多駅構内: 1階コンコース(博多口側、筑紫口側)、2階など
地下鉄博多駅: 各改札付近
特に1階のコンコースにある大型ロッカーは人気ですぐに埋まりがちです。
見つからない場合は、駅員さんに尋ねてみましょう。
Q.もっとお得に移動できる切符(一日乗車券など)はある?
はい、あります。
福岡市内の観光を一日楽しむなら、福岡市地下鉄の「1日乗車券」がお得です。
- 料金: 大人640円、小児320円
- 利用範囲: 地下鉄全線が乗り放題
福岡空港から博多駅(260円)、博多駅から天神(210円)、天神から福岡空港(260円)と3回乗るだけで元が取れます。
券売機で購入可能です。
博多駅に到着!目的に合わせた出口と周辺観光・グルメスポット
無事に博多駅に到着したら、次は目的地に合わせた出口へ向かいましょう。
博多駅は主に「博多口(はかたぐち)」と「筑紫口(ちくしぐち)」の2つの大きな出口があります。
新幹線・JR在来線への乗り換えなら「中央改札口」
JR各線への乗り換えは、地下鉄を降りて案内表示に従えばスムーズです。
新幹線は筑紫口側、在来線は博多口側が近いです。
バスターミナル・KITTE博多方面なら「博多口」
博多口は駅の西側で、商業施設が集まる賑やかなエリアです。
- 博多バスターミナル
- KITTE博多
- 博多マルイ
- キャナルシティ博多(徒歩約10分)
ヨドバシカメラ・筑紫口方面のホテルなら「筑紫口」
筑紫口は駅の東側で、新幹線のりばやオフィス街、ホテルなどが集まっています。
- 新幹線中央口
- ヨドバシカメラ マルチメディア博多
- 各種ビジネスホテル
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まとめ
今回は、福岡空港から博多駅へのアクセス方法を徹底解説しました。
- 速さと安さなら「地下鉄」
- 国際線から楽々移動なら「バス」
- 快適さと利便性なら「タクシー」
あなたの旅の目的やスタイルに合わせて、最適な移動手段を選んでください。
どの方法を選んでも、福岡の都心へのアクセスの良さにきっと驚くはずです。
この記事を参考に、あなたの福岡での滞在がスムーズで快適なものになることを願っています。
素晴らしい福岡の旅をお楽しみください!
情報ソース
[1] 福岡市交通局 公式サイト
[2] 西鉄グループ 公式サイト
