SEOとMEOの違いとは?初心者にもわかりやすく徹底解説!

「SEO対策はなんとなくやっているけど、効果が出ない」

「MEO対策ってそもそも何?」

このように、SEOとMEOの違いや具体的な対策方法に悩んでいる企業担当者も多いのではないでしょうか。

近年、インターネットでの情報収集が当たり前になるにつれて、SEO・MEO対策は、顧客獲得のために重要性を増してきました。

この記事では、SEOとMEOの違い、それぞれにどのような対策が必要なのかを解説するとともに、明日から実践できる具体的な対策項目をまとめたチェックリストを紹介します。

SEO・MEO対策をしっかりと理解し、自社の集客力アップにつなげましょう。

目次

SEO・MEO対策を始める前に知っておきたいこと

SEO・MEO対策を始める前に、まずは基本的な知識を理解することが重要です。

SEOとMEOはそれぞれ異なる概念であり、対策方法も異なります。

それぞれの違いを理解した上で、自社にとって最適な対策を検討しましょう。

SEO対策とは?

SEOとは、Search Engine Optimizaitionの頭文字をとったもので、「検索エンジン最適化」と日本語訳します。

SEO対策はGoogleで言葉を検索したときに、自身のホームページや記事を上位に表示させるための方法を言います。

SEO対策で、上位表示させるために行うポイントは下記の「SEO対策チェックリスト」にて書いています。

MEO対策とは?

MEOとは、Map Engine Optimizationの頭文字をとったもので、「マップエンジン最適化」と日本語訳します。

Googleマップはユーザーと位置情報や地図を利用したサービスで、ユーザーはお店やサービスをマップ上で検索を行います。

その時に自社の店舗が検索結果の上に出てくるように対策することをMEO対策と言います。

また、MEO対策ではGoogleマップでの上位検索を目指すため、地域名+業種・カテゴリーなどのキーワードで検索されることが一般的です。この検索方法をローカル検索と言います。

MEO対策で、上位表示させるために行うポイントは下記の「MEO対策チェックリスト」にて書いています。

関連記事:MEO対策とは?MEO対策の効果とGoogleマップ検索で上位表示するための7つのこと

SEOとMEOの違いを理解しよう

SEOとMEOはどちらも、検索エンジンのランキングで上位表示を目指すための対策ですが、対象となる検索エンジンが異なります。

SEOはGoogleなどの一般的な検索エンジン、MEOはGoogleマップなどのローカル検索エンジンを対象としています。

項目SEOMEO
対象となる検索エンジンGoogle、Yahoo!、BingなどGoogleマップ、Yahoo!ロコなど
主な目的ウェブサイトへのアクセス数を増やす店舗への来店、問い合わせを増やす
主な対策キーワード調査、コンテンツSEO、内部対策、外部対策Googleビジネスプロフィールの登録・情報更新、ローカルキーワードの活用、口コミ対策、写真・動画の活用
効果が出やすい業種ECサイト、情報サイト、ブログなど飲食店、美容院、クリニックなど

なぜSEO・MEO対策が必要なのか?

SEO・MEO対策は、顧客獲得に大きな効果をもたらすため、現代において非常に重要です。

なぜSEO・MEO対策が必要なのか、その理由を以下にまとめました。

SEO対策・MEO対策の重要性

顧客獲得のための第一歩

SEO・MEO対策により、検索エンジンで上位表示されることで、より多くの顧客に自社のウェブサイトや店舗を見つけてもらえます。

競合との差別化

SEO・MEO対策をしっかりと行うことで、競合他社との差別化を図り、顧客の選択肢を増やすことができます。

ウェブサイトや店舗の信頼性向上

本検索エンジンで上位表示されることは、自社のウェブサイトや店舗に対する信頼性の向上につながります。

費用対効果の高い集客手段

広告費などに比べて、SEO・MEO対策は費用対効果の高い集客手段と言えます。

SEO対策とMEO対策、どちらを行うべきか?

エリア集客が重要であったり、店舗を構えるビジネスであれば、SEO対策とMEO対策どちらも対策をするのがおすすめです。

直接的な関わりはありませんが、

  • MEO対策を行った上で、ホームページにマップを掲載する
  • SEO対策を行ったホームページをGoogleビジネスプロフィールに設定する

などを高めていく動きも重要なため、双方の施策に関連があります。

また、MEO対策で地図上に店舗を表示させ、SEO対策で自然検索結果で上位表示させれば、2つの動線で自社サービスにユーザーを誘導させることができます。

予算の関係でどちらか一つを選ぶ場合は、比較的低コストで効果が出るのが早いMEO対策から行い、集客を狙うのがおすすめです。

ただし、業界・業種によってどちらを優先するべきかを決めましょう。

SEO対策で効果が狙える業界・業種、またその特徴

  • 外壁塗装・広告代理店・ハウスクリーニング
  • 料金、口コミ、企業の実績事例などの情報を収集して決めるユーザーがターゲット
  • 自社サイトやブログを全面的に出したい など

上記に当てはまる業界や業種はSEO対策から始めるのがおすすめです。

MEO対策で効果が狙える業界・業種、またその特徴

  • 飲食店・不動産・エステ
  • 自社や自店舗を構えるビジネス
  • 今すぐにお店に行きたいユーザーがターゲット など

上記に当てはまる業界や業種はMEO対策から始めるのがおすすめです。

関連記事:【MEO対策】意味ないってホント?効果が出ない原因と対策を徹底解説!

SEO対策チェックリスト

SEO対策は、ウェブサイトの検索エンジンのランキングでの表示順位を上げるための対策です。

ウェブサイトへのアクセス数を増やし、見込み顧客を獲得するために、SEO対策は欠かせません。

1. キーワード調査

SEO対策の基礎となるのが、キーワード調査です。

ターゲット顧客がどのようなキーワードで検索しているのかを分析し、自社のウェブサイトに最適なキーワードを見つけることが重要です。

Googleキーワードプランナー

Googleが提供する無料のツール。検索ボリュームや競合状況などのデータを確認できます。

参考:キーワード プランナーで最適なキーワード選択 – Google 広告

Ubersuggest

無料で利用できるツール。キーワードの関連語や検索ボリュームなどを調べることができます。月額有料プランでは、より詳細な情報が得られます。

参考:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策

ahrefs

SEO・SEM対策ツール。キーワード調査のほか、競合分析やウェブサイト分析など、さまざまな機能が利用できます。月額有料プランのみとなります。

参考:Ahrefs – SEOツール&Webサイトの検索流入を伸ばすリソース

これらのツールを活用し、ターゲット顧客が実際に使っているキーワードを調査しましょう。

ウェブサイトのコンテンツに適切なキーワードを盛り込むことで、検索エンジンのランキングで上位表示されやすくなります。

2. コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、ウェブサイトのコンテンツを充実させることで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す対策です。

質の高いコンテンツを作成することで、ユーザーの検索意図に応え、ウェブサイトへの滞在時間を長くすることができます。

ユーザーニーズに応えるコンテンツ

顧客が求める情報を提供するコンテンツを作成しましょう。役に立つ情報や面白い情報、読みやすいコンテンツは、ユーザーの検索意図に応え、ウェブサイトへの滞在時間を長くすることができます。

SEOに強いコンテンツ

コンテンツに適切なキーワードを盛り込み、見出しや画像のaltタグにもキーワードを挿入しましょう。また、文章の構成や文末表現もSEOに配慮すると効果的です。

コンテンツの更新

ウェブサイトのコンテンツは定期的に更新しましょう。新しい情報や役立つ情報を追加することで、ユーザーの関心を引きつけ、検索エンジンの評価を高めることができます。

3. 内部対策

内部対策とは、ウェブサイト自体の構造や内容を改善することで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す対策です。

ウェブサイトの内部構造を最適化することで、検索エンジンがウェブサイトの内容を理解しやすくなります。

サイトマップの作成

サイトマップを作成することで、検索エンジンがウェブサイトのページを効率的に巡回しやすくなります。Google Search Consoleなどのツールで、サイトマップを提出しましょう。

ページの速度向上

ウェブサイトの読み込み速度は、ユーザー体験だけでなく、SEOにも影響を与えます。ページの速度を向上させるために、画像圧縮やコードの最適化などを検討しましょう。

モバイルフレンドリー化

スマホやタブレットなどのモバイル端末からのアクセスが増加しています。ウェブサイトをモバイルフレンドリーに設計することで、ユーザー体験を向上させ、検索エンジンの評価を高めることができます。

URL構造の改善

URL構造は、検索エンジンのランキングに影響を与えます。キーワードを含んだわかりやすいURL構造にすることで、検索エンジンの評価を高めることができます。

4. 外部対策

外部対策とは、他のウェブサイトから自社のウェブサイトへのリンクを獲得することで、検索エンジンのランキングで上位表示を目指す対策です。質の高いウェブサイトからのリンクを獲得することで、検索エンジンからの評価が高まります。

ブログ記事の寄稿

業界関連のブログやメディアに記事を寄稿し、自社のウェブサイトへのリンクを獲得しましょう。

ソーシャルメディアでの発信

Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアで積極的に情報を発信することで、自社のウェブサイトへのアクセスを増やすことができます。また、他のウェブサイトからのリンクを獲得できる可能性もあります。

質の高いコンテンツの制作・公開

有益な情報や価値のあるコンテンツを提供することで、他のウェブサイトからのリンクを獲得しやすくなります。積極的に情報を発信することで、自社のウェブサイトへのアクセス数も増やすことができます。

インフルエンサーマーケティング

影響力のあるインフルエンサーに自社のウェブサイトを紹介してもらうことで、多くのユーザーにリーチすることができます。インフルエンサーとのタイアップは、効果的な外部対策の一つです。

MEO対策チェックリスト

MEO対策は、Googleマップなどのローカル検索エンジンで上位表示されるための対策です。

実店舗を持つ企業にとって、MEO対策は集客に欠かせないものとなっています。

MEO対策を行うことで、店舗への来店や問い合わせを増やすことができます。

1. Googleビジネスプロフィールの登録・情報更新

Googleビジネスプロフィールは、GoogleマップやGoogle検索に自社の店舗情報を登録するための無料ツールです。

正確な情報を登録し、定期的に情報更新を行うことで、ユーザーからの検索結果での表示順位が向上します。

店舗情報の登録・更新

店舗名、住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトURLなどの情報を正確に登録しましょう。また、定期的に情報を更新することで、ユーザーからの信頼性が高まります。

プロフィール写真・動画の追加

高画質で魅力的な写真や動画を追加することで、ユーザーの関心を引き付け、店舗への来店意欲を高めることができます。

魅力的な写真や動画を活用することで、ユーザーに店舗のイメージを具体的に伝えましょう。

追加検討すべき画像/動画
  • 店舗の雰囲気や商品、サービスがわかる高画質の写真
  • 店舗紹介動画や商品紹介動画
  • 360°パノラマ画像

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?使用するメリットや機能について詳しく解説

2. ローカルキーワードの活用

ローカルキーワードとは、地域名やお店のジャンルなどを組み合わせたキーワードです。

「〇〇市 カフェ」「〇〇駅 ラーメン」などのように、地域情報を含むキーワードは、ユーザーが店舗を探す際に多く利用されます。

Googleビジネスプロフィールの「サービスエリア」や「キーワード」設定で、適切なローカルキーワードを設定しましょう。

3. 口コミ対策

Googleビジネスプロフィールの口コミは、検索結果での表示順位やユーザーの来店意欲に大きな影響を与えます。

積極的に口コミへの返信を行い、顧客との良好な関係を築きましょう。

口コミを増やす

顧客に積極的に口コミ投稿を促しましょう。サービス提供後に、顧客へ直接依頼するなどで口コミ投稿のハードルを下げることが大切です。

また、顧客満足度を高め、ポジティブな口コミを増やすことが重要です。顧客サービスの向上や、顧客とのコミュニケーション強化に取り組みましょう。

ネガティブな口コミへの対応

ネガティブな口コミへの対応は、ユーザーからの信頼獲得に繋がる重要な要素です。対応しないままでは会社の信頼度を落とす、デメリットになる可能性があるので真摯に向き合って対応しましょう。誠実に対応することで、ユーザーからの印象を改善できます。

4. 投稿の充実化

Googleビジネスプロフィールでは、投稿機能を利用して、最新情報やイベント情報などを発信することができます。

投稿を充実させることで、ユーザーからの関心を引き付け、店舗への来店意欲を高めることができます。

最新情報の配信

新商品情報やキャンペーン情報などを定期的に投稿しましょう。ユーザーに最新情報を提供することで、来店意欲を高めることができます。

イベント情報の告知

イベントやキャンペーンなどの情報を発信することで、ユーザーの関心を集め、来店促進につなげることができます。

ブログ記事の投稿

店舗ブログや地域情報などの記事を投稿することで、ユーザーのエンゲージメントを高め、ウェブサイトへのアクセスを増やすことができます。

SEO・MEO対策に関するよくある質問

SEO・MEO対策に関するよくある質問をまとめました。

SEO・MEO対策はどれくらい費用がかかるの?

SEO・MEO対策にかかる費用は、企業規模・対策内容・専門業者によって大きく異なります。

ここでは、SEO・MEO対策の費用の相場とインハウスについて紹介します。

SEO対策の費用相場

SEO対策内容費用/料金
SEOコンサルティング10万円~50万円
コンテンツSEO10万円~30万円
内部SEO対策10万円~20万円
外部SEO対策1万円~15万円

注意するべき点は、どこまでが作業対象となっているかの確認です。

作業内容のすり合わせが明確でないまま契約すると、期待値のズレによって成果が出ない可能性があります。

プランによって作業を依頼できるのはどこまでなのか、確認しておきましょう。

MEO対策の費用相場

費用内容費用/料金
初期費用3~5万円
成果報酬型日額800円~1500円
月額固定型月額3~5万円

MEO対策を外注した場合は、上記が相場費用となります。

ただし、あくまでも目安であるため、キーワード対策の量や撮影といった要素で、かかる費用は変化することを念頭に置きましょう。

SEO・MEO対策の効果はいつから実感できるの?

SEO・MEO対策の効果は、すぐに現れるわけではありません。

ウェブサイトの更新やコンテンツの充実など、継続的な対策が必要となります。

効果が出始めるまでには、数ヶ月から数年かかる場合もあります。

長期的な視点で、計画的に対策を進めることが重要です。

SEO・MEO対策は自社でできる?

SEO・MEO対策は、専門的な知識やスキルが必要となります。

自社で対策を行う場合、専門知識を習得する必要があり、時間と労力を要します。

専門業者に依頼することで、実際の成功事例、失敗事例を元に専門的な知識やノウハウを活かした効果的な対策を行うことができます。

まとめ|SEO・MEO対策の違いや効果を押さえて集客力アップ!

SEO・MEO対策は、ウェブサイトや店舗へのアクセス数、来店数を増やし、顧客獲得に繋がる重要な施策です。

この記事で紹介したチェックリストを参考に、SEO・MEO対策をしっかりと行い、自社の集客力アップを目指しましょう。

SEO・MEO対策は、自社で取り組むこともできますが、より効果的に対策を進めたい、専門的な知識やノウハウがないという場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

当社のSEO・MEO対策サービスは、豊富な経験と実績に基づき、お客様のビジネス目標達成をサポートいたします。

お気軽にお問い合わせください。

監修者紹介 Profile

Kazuki Sumida
株式会社サイダーストーリー炭田 一樹

大学在学中に株式会社デジタルトレンズに入社

  • 自社メディア事業として複数メディアを統括し、社内MVPを複数回受賞。
  • 新規事業部を立ち上げ、広告・SEOを含む複数施策のプロジェクトを1人で完結。
  • 新卒1年目から福岡支社長に抜擢され、0からの立ち上げを経験。

2023年に独立し、株式会社サイダーストーリーを創業

  • Webマーケティングを駆使した受託事業・自社事業を展開。
  • AIを活用した業務効率化/業務標準化にも挑戦中。