オウンドメディアの外注費用相場とは?記事制作単価や支援会社の選定方法まで解説
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- 最終更新日時
- 2024.09.05
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- 作成日時
- 2024.05.01
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SEO対策
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- 著者
- SIDER STORY 編集部
オウンドメディアの運営を検討している企業の経営層の皆さん。記事の外注を検討されていますか?
オウンドメディアの運営業務は多岐にわたり、どの範囲までを外注するか、どのくらいの費用が必要になるかが悩みの種ではないでしょうか。
本記事では、オウンドメディアの業務範囲と外注にかかる費用相場をご紹介します。
さらに、記事の外注を検討する際のメリットやデメリット、外注先を選ぶポイントもお伝えします。
オウンドメディアの運営を検討中の企業の皆さんは、ぜひ本記事をご一読ください。
記事の外注を成功させるヒントが得られるはずです。
外注依頼できるオウンドメディアの業務範囲と相場費用
オウンドメディアの運営を依頼する際、どのような業務を外注できるのか、そしてそれぞれの相場費用について理解することが重要です。
オウンドメディアの構築から運用まで、幅広い業務を外注化できるので、自社の予算や体制に合わせて柔軟に検討できます。
主な外注可能なサービスには、戦略設計のコンサルティング、Webサイト制作、記事コンテンツ制作、クリエイティブ制作、運用コンサルティング、運用インハウス化支援などがあります。
それぞれの業務については、以下でご説明します。
オウンドメディアの運営費用は、自社で完全に内製化する場合と外注化する場合では大きく変わってきます。
外注化することで、初期投資や人件費を抑えつつ、高品質な成果を得られるというメリットがあります。
しっかりとした見積もりを得て、自社の実情に合わせて最適な運営体制を検討しましょう。
戦略設計のコンサルティング
オウンドメディアを効果的に運用するためには、まずは戦略設計が重要です。
目的や目標、ターゲット層の設定など、オウンドメディアの根幹をなす部分をコンサルティングで丁寧に検討する必要があります。
プロのコンサルタントに依頼することで、自社のビジネス目標に合ったオウンドメディア戦略を立てることができます。
具体的な戦略設計の範囲としては、以下のようなものが考えられます。
- オウンドメディアの目的や目標の設定
- ターゲットユーザーの設定
- コンテンツ企画・ラインナップ設計
- KPI設定と効果測定指標の設計
- 運用体制の設計
こうした戦略設計を外注することで、オウンドメディアの立ち上げ時から効果的な運用が可能になります。
企業にとって最適なオウンドメディア戦略を立案することができるのが大きなメリットと言えるでしょう。
相場費用としては、月額30~50万円のレンジが多いです。
Webサイト制作
オウンドメディアを運営するには、魅力的なWebサイトの構築が不可欠です。
Webサイト制作には、デザインや機能、コンテンツなど、多くの要素が関わります。
企業の特徴や目的に合わせたサイト設計、ユーザビリティの高い設計、訴求力のあるデザイン、そして適切な情報量と配置が必要不可欠です。
Web制作の外注費用は、サイトの規模や機能、デザインの複雑さなどによって大きく変わってきます。
一般的な中規模サイトの制作費用は100~200万円程度と言われています。
ただし、単にWebサイトを作るだけでなく、運用やデータ分析、改善提案などのサポートを含めれば、別途費用が発生する場合もあります。
Webサイト制作の外注を検討する際は、制作会社の過去実績や評判、制作プロセスの透明性、サポート体制など、さまざまな観点から慎重に選定する必要があります。
対話を重ね、自社の予算や要件に合致する最適なWebサイトを実現することが重要です。
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記事コンテンツ制作
オウンドメディアの記事コンテンツ制作は、運営ご自身で行うのも一つの選択肢ですが、外注をご検討されることをおすすめします。
記事の品質を担保し、必要な本数を定期的に発信することは容易ではありません。
外注に頼ることで、高い専門性と豊富な実績を持つライターがあなたの代わりに記事を書いてくれます。
また、外部のクリエイティブチームにデザインやイラストなどの画像素材の制作を委託することで、記事の魅力を高めることができます。
専門家に任せることで、読者の関心を引きつけるコンテンツを生み出すことが可能になります。
外注のメリットを活かしながら、社内のリソースを効果的に活用することで、オウンドメディアの記事制作は効率的に進められます。
適切な外注パートナーを選び、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能な体制を整えましょう。
相場費用としては、1文字単価で執筆する場合と、1記事の単価を決めて執筆する場合の2種が一般的です。
- 文字単価としては、3円〜20円
- 記事単価としては、5~10万円/記事
ほどの費用が発生します。
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クリエイティブ制作
オウンドメディアの魅力は、単なる情報発信だけではありません。
魅力的なデザインやイラスト、動画コンテンツなど、見て楽しい、読んで面白いコンテンツづくりが重要です。
社内にデザイナーがいない場合、外注をすることで、経験豊富なクリエイティブチームが、ターゲットユーザーの興味関心に合わせたコンテンツを企画・制作します。
魅力的なコンテンツは、読者の心をつかみ、ブランドイメージを高めるだけでなく、SNSでのシェアや外部サイトからの流入など、 オウンドメディアの集客にも効果的です。
クリエイティブ性の高いコンテンツで、オウンドメディアの価値を最大限に高めましょう。
相場費用としては、簡単なものであれば、1点につき1~2万円ほどのものが多いでしょう。
運用コンサルティング
オウンドメディアの運営には様々なノウハウが必要です。
具体的には、コンテンツ企画、SEO対策、アクセス解析、効果測定、改善施策の立案など、専門的な知識とスキルが不可欠です。
外注先のオウンドメディア運用コンサルタントが、これらの運用ノウハウを提供してくれます。
綿密な分析に基づいて、効果的なコンテンツ戦略を立案し、サイトの改善提案を行います。
また、運用中のデータ分析と効果測定を行い、KPIの達成状況を定期的に報告してくれるので、オーナー自身でも進捗状況を把握しやすくなります。
オウンドメディアの運営をスムーズに進めるには、このようなコンサルティングサービスが非常に有効です。
相場費用としては、月額15万円~50万円と幅広い価格帯になります。
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運用インハウス化支援
オウンドメディア運用を外部に委託していた企業の悩みの1つが、いつかは自社内で運用できるようになりたいという点です。
専門的な知識が必要なオウンドメディア運営を、自社の人材で行えるようになるには時間もコストもかかります。
そこで、外注先のオウンドメディア運営会社が行うのが「運用インハウス化支援」です。
具体的には、自社の担当者に運用ノウハウを丁寧に指導したり、運用プロセスを可視化してマニュアル化するなど、段階的に自社への移行を支援します。
この支援により、自社での運用が軌道に乗るまでは外部に委託しつつ、徐々に内製化していくことが可能になります。
オウンドメディアの戦略設計から記事制作、広告配信まで一通り経験を積むことで、いずれは自社での完全な運営が実現できるのです。
相場としては、会社の規模により異なりますが、
大手企業:70万円〜/月
中堅企業/広告代理店:50万円~/月
中小企業/フリーランス:30万円〜/月
ほどの金額になるケースが多いです。
オウンドメディアの記事を外注するメリット
オウンドメディアの記事を外注することで、さまざまなメリットが得られます。
ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
SEO記事の品質を担保できる
オウンドメディアの記事を外注する大きなメリットの1つは、SEO対策の専門家が記事を制作することで、質の高いコンテンツを作成できることです。
外注先の制作チームには、キーワード分析やタイトル、見出し、文章構成など、SEO要素を意識して記事を書く人材が揃っているため、自社で記事を制作するよりも確実にSEO対策が施されます。
また、外注先には、これまでに多数の企業のオウンドメディアの記事を制作してきた実績があるため、ベストプラクティスを踏まえたノウハウを持っています。
このため、ライティングだけでなく、画像の最適化やメタタグの設定など、トータルでSEO対策が行えるのが特徴です。
さらに、外注先には専門のライターやディレクター、デザイナーなど、クオリティの高い記事を作るための体制が整っています。
このため、自社で記事制作をするよりも、専門性の高い質の高いコンテンツを効率的に作成することが可能となります。
記事制作本数を増やすことが出来る
企業がオウンドメディアを運営する際の大きな課題の1つが、「効率的に記事を制作する」ことです。
自社で記事制作を行うには、スタッフの確保や制作工程の管理などが大変です。
外注に頼ることで、専門家のノウハウを活用しつつ、記事制作本数を大幅に増やすことが可能になります。
例えば、月に数本しか記事を制作できなかった企業が、外注化することで、月に10本以上の記事を制作できるようになるケースもあります。
オウンドメディアの価値を高めるには、このように定期的かつ継続的に質の高いコンテンツを配信することが重要です。
外注化によって、制作本数を大幅に増やすことができるのはメリットといえるでしょう。
ただし、外注先の選定や品質管理には注意が必要です。
記事の質を落とさず、量産化を実現するためのノウハウが外注先にあるかどうかを確認することが肝心です。
外注化によって、効果的にオウンドメディアの価値を高められる可能性が広がります。
広告法規抵触のリスクを減らすことが出来る
オウンドメディアの記事制作を外注すると、広告法規に抵触するリスクを大幅に減らすことができます。
自社で記事を制作する場合、広告表現や注意書き、必要な情報の開示など、広告法規に沿った記事作成は難しく、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
一方、専門のライターや編集者に記事制作を依頼することで、広告法規に準拠した適切な表現や情報開示を行うことが可能になります。
ライターは広告法規に精通しているため、違反のリスクを最小限に抑えながら、効果的な広告表現を実現できるのです。
とりわけBtoBの商品やサービスを扱うオウンドメディアの場合、業界特有の規制を理解した上で記事を制作する必要があり、外部のプロフェッショナルに依頼することで、法令遵守を確実に行うことができます。
オウンドメディアの記事を外注するデメリット
オウンドメディアの記事を外注する際には、いくつかのデメリットに注意を払う必要があり、具体例としては、以下のものがあげられます。
- 外注先の選定が難しい
- 納期が遅れる可能性がある
- コンテンツの品質管理が難しくなる
ここからは、デメリットについて解説します。
外注先の選定が難しい
オウンドメディアの記事を外注する際、外注先の選定は大きな課題になります。
適切な外注先を見つけるには、BtoBオウンドメディアの実績や制作体制、コミュニケーション能力などを丁寧に確認する必要があります。
単に安価な外注業者を選んでも、品質の低さやスピード感の欠如などの問題が生じる可能性が高いためです。
外注先選定では、過去の実績とノウハウ、プロジェクト管理体制、顧客対応力など、総合的に検討する必要があります。
また、自社のオウンドメディア戦略や、記事の目的、想定読者層などとの適合性も重要です。
適切な外注先を選ぶことで、記事の質を担保しつつ、効果的に記事を増やすことができます。
外注先選定の際のポイントを意識しながら、慎重に検討を重ねることが不可欠です。
最適な外注先を見つけることで、オウンドメディアの運用を効率化し、成果につなげることができます。
納期が遅れる可能性がある
オウンドメディアの記事を外注する際、納期が遅れる可能性があるのは避けられません。
外注先の人員や業務状況によってはスケジュールが変更になったり、予期せぬトラブルが発生したりする可能性がありますからです。
ただし、外注先の選定を慎重に行い、コミュニケーションを密に取ることで、この問題は最小限に抑えられます。
外注先の過去の実績や納期管理体制、納期遵守率などを確認し、信頼できる企業を選びましょう。
また、定期的な進捗確認を行い、遅延の兆候があれば早期に対応することが重要です。
納期遅延は避けられないリスクですが、ペナルティの設定や代替案の準備など、適切な対策をすれば、その影響を最小限に抑えることができます。
プロジェクト管理の徹底が、オウンドメディア記事の外注を成功につなげるカギとなるでしょう。
コンテンツの品質管理が難しくなる
外注化すると、社内で一元的にコンテンツを管理するのが難しくなります。
社内の担当者と外注先の間での情報共有やフィードバックのやりとりが必要になり、コンテンツ品質の維持が課題になる可能性があります。
特に初期の段階では、外注先のライターの文章クオリティや、SEO、広告法規への適合性など、細かい点まで十分にチェックしていく必要があります。
適切な監修体制を構築しないと、ブランドイメージを損なう可能性もあります。
そのため、外注先の選定や、定期的な品質チェック、社内と外注先とのコミュニケーションの確保など、コンテンツ管理体制の構築が重要になります。
これらのコストも外注化を検討する際には考慮しておく必要があります。
BtoBオウンドメディアの外注先を選ぶ際のポイント
BtoBオウンドメディアを外注する際には、単に制作能力だけでなく、クライアントとの対話力や実績など、さまざまな要素を総合的に判断する必要があります。
判断するためのポイントとしては下記のものがあげられます。
- 外注先がBtoBオウンドメディアで成果を出しているか
- 円滑なコミュニケーションを行うことが出来るか
- 自社の商品やサービスにあった外注先であるか
外注先がBtoBオウンドメディアで成果を出しているか
オウンドメディアの記事を外注する際、外注先の実績は非常に重要なポイントになります。
単に安価な価格設定だけでなく、BtoBのオウンドメディア運営で実際に成果を出せている実績がある外注先を選ぶことが肝心です。
成果指標として、ページビュー数の増加、セッション数の増加、コンバージョン率の向上などを確認しましょう。
また、提案された施策が実際に効果を発揮しているかどうかも確認する必要があります。
単に「これまでこういった施策を行ってきました」といった一般論ではなく、具体的な数値やデータで成果を示せる外注先を見つけることが重要です。
外注先の実績をよく確認し、自社のオウンドメディア運営に最適な支援を行える業者を見つけることが、記事の質の向上やコストパフォーマンスの向上につながります。
円滑なコミュニケーションを行うことが出来るか
オウンドメディアの運営を外注する際、コミュニケーションの取れる外注先を選ぶことは非常に重要です。
レスポンスが遅かったり、疑問に丁寧に答えてくれないと、プロジェクトの進捗に影響が出る可能性があります。
外注先の反応スピードや、遂行能力、提案力などをヒアリングして、商品やサービスに合った最適なパートナーを選びましょう。
さらに、定期的な進捗確認ミーティングを設けるなど、コミュニケーションを密に取ることで、安心して任せられる関係を築くことができます。
外注先の対応力を見極め、自社にベストフィットするパートナーを探すことが重要です。
ただし、予算や納期といった条件の折り合いをつけるのも大切です。
コスト面でのメリットと、質の高いコンテンツ制作の両立を目指しましょう。
自社の商品やサービスにあった外注先であるか
オウンドメディアの記事制作を外注する際は、自社の商品やサービスにあった外注先を選ぶことが重要です。
外注先の専門性やノウハウが自社のターゲット顧客や事業内容に合致していないと、制作された記事は読者に響かない可能性があります。
例えば、BtoB向けの製品を扱っている企業であれば、BtoB業界に精通した外注先を選ぶことで、読者目線に立った実践的な記事を期待できるでしょう。
一方、BtoC向けの消費者向け商品を扱っている企業であれば、ライフスタイルに詳しい外注先が適切です。
外注先の過去の実績やポートフォリオを確認し、自社のニーズにマッチしているか見極めましょう。
そうすることで、効果的なオウンドメディア運営につなげることができます。
まとめ
オウンドメディアの記事制作を外注する際のメリットやデメリット、選ぶべきポイントをご紹介しました。
戦略設計から運用インハウス化支援まで、オウンドメディアをしっかりとサポートしてくれる外注先を選ぶことで、自社の経営リソースを最大限に活かすことができます。
記事の品質を担保しつつ、柔軟な対応スピードを実現することで、効果的なオウンドメディア運営が期待できます。
BtoBの企業様にとって、外注活用は必須のポイントですので、ぜひ参考にして最適な外注先を見つけてください。
オウンドメディアの運用を成功に導くためには、戦略設計から適切な外注先の選定、効果的なクリエイティブ制作、運用コンサルティングまで、きめ細かなサポートが不可欠です。
記事作成の外注化を検討する際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
監修者紹介 Profile
大学在学中に株式会社デジタルトレンズに入社
- 自社メディア事業として複数メディアを統括し、社内MVPを複数回受賞。
- 新規事業部を立ち上げ、広告・SEOを含む複数施策のプロジェクトを1人で完結。
- 新卒1年目から福岡支社長に抜擢され、0からの立ち上げを経験。
2023年に独立し、株式会社サイダーストーリーを創業
- Webマーケティングを駆使した受託事業・自社事業を展開。
- AIを活用した業務効率化/業務標準化にも挑戦中。