Webマーケティングの費用の相場とは?予算の立て方についても解説
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- 最終更新日時
- 2024.09.05
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- 作成日時
- 2024.05.27
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Webマーケティング
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- 著者
- SIDER STORY編集者
Webマーケティングの施策
Webマーケティングには大きく分けて以下の4つの施策があります。
1. 集客施策
ウェブサイトや自社メディアへの流入を増やすための施策です。
代表的な手法としては、SEO対策、Web広告、SNSマーケティングなどがあげられます。
2. リード獲得
集客した訪問者から、製品やサービスに興味を持った潜在顧客の情報を獲得する施策です。
代表的な手法としては、ランディングページの設置、資料請求フォームの設置などがあります。
3. 成約施策
獲得したリードを実際の顧客に転換させるための施策です。
代表的な手法としては、メール配信、決済フローの最適化、Webサポートなどがあります。
4. リピート施策
一度成約した顧客から継続的に収益を得るための施策です。
代表的な手法としては、メールマガジンの配信、会員制サービスの提供などがあります。
ここからは、それぞれの施策について詳しく解説していきます。
集客施策
集客施策とは、提供するサービスや商品の魅力を発信し、潜在顧客や顕在顧客に何かしらの行動を起こしてもらうことを目的とした施策です。
具体的には、SEO対策やWeb広告、SNSマーケティングなどが挙げられます。
集客施策は、後の施策を行うために必要不可欠な工程であるため、重要なプロセスです。
定期的なコンテンツの更新頻度や分析を行うことにより、効果的に集客を行うことが出来るでしょう。
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リード獲得
リード獲得とは、潜在顧客の情報を収集することです。
具体的には、ウェブサイトの資料ダウンロードフォームへの入力や、オンラインイベントへの参加登録などで、顧客の連絡先を取得します。
デジタルマーケティングの発達により、リード獲得の手段は多様化しています。
例えば、以下のようなオンライン施策が一般的です。
- ウェブサイトでの資料ダウンロード
- SNSを活用した情報発信
- オンラインイベントの開催
リード獲得は、顧客を増やし売上向上につなげるための重要プロセスです。
効果的なリード獲得には、潜在顧客のニーズに合わせたコンテンツ提供と、フォローアップ体制の構築が欠かせません。
成約施策
成約率を高めるには、ターゲットを絞った効果的な営業アプローチが不可欠です。
潜在的な購買意欲の高い顧客に焦点を当て、きめ細かな対応を心がけましょう。
また、営業プロセスの標準化と可視化により、組織全体の営業力向上を図ることができます。
個人の営業スキルに依存しない体制を整備し、属人化を防ぐことが重要です。
成約率の向上は、以下のようなメリットをもたらします。
- 売上の増加
- 商談回数の削減(生産性の向上)
- 顧客満足度の向上
Webマーケティングの最終ゴールは成約です。
適切な成約施策を講じることで、マーケティング投資の最大化が期待できます。
リピート施策
リピート施策は、既存顧客の満足度を高め、継続的な購買を促進することが目的です。
リピート率が高ければ高いほど、顧客ロイヤリティが高く、安定した収益が見込めます。
効果的なリピート施策には、以下のようなものがあげられます。
- アフターサービスの充実化
- ロイヤリティプログラムの導入
- パーソナライズされたメールマーケティング
- 顧客の声を反映した商品/サービス改善
特に、顧客の声に耳を傾け、それを製品/サービスに活かすことが重要です。
顧客満足度を高めることで、リピート購買へとつながります。
はじめは集客施策に注力することが大切
Webマーケティングを始める際、最初に集中すべきは集客施策です。
なぜなら、集客は顧客獲得の入り口であり、この段階を経ずにはリード獲得や成約施策を行うことができないからです。
集客施策を実行した後は、その結果を確認し分析することが重要になります。
これにより、次の施策を検討しやすくなるだけでなく、集客における勝ちパターンのノウハウを蓄積することができます。
具体的な集客数や目標達成度を把握することで、
施策の効果を適切に検証し、次のステップに活かすことが可能となります。
Webマーケティングを外注した際の費用相場
Webマーケティングを外注する際の費用は、様々な要因によって異なります。
主な施策別に費用相場を見ていきましょう。
Webコンサルティング | 月額10万円~100万円程度 |
Web広告 | • リスティング広告: 月額10万円~200万円程度 • ディスプレイ広告: 月額10万円~100万円程度 |
SEO対策 | 月額5万円〜30万円 |
SNSマーケティング | 月額5万円~30万円程度 |
コンテンツマーケティング | 月額10万円~50万円程度 |
Webサイト制作 | 10万円~500万円程度 |
Webサイト運用 | 月額5万円~30万円程度 |
Webコンサルティング
Webコンサルティングの費用相場は、依頼内容によって大きく変動します。
一般的には、月額5万円~100万円程度が相場となっています。
Webコンサルティングでは、以下のようなサービスが提供されています。
- サイト分析
- SEO対策
- Web広告の運用
- Webマーケティング戦略の立案
Webコンサルティングを検討する際は、 自社のニーズに合わせて適切な費用を見積もることが重要です。
Web広告
Web広告は、ウェブサイトやアプリ上で表示される広告で、その費用は広告の種類や配信先、配信量などによって大きく異なります。
一般的な費用相場としては、以下のようになっています。
- バナー広告の場合
- 1クリックあたり数円から数百円
- インプレッション(表示回数)あたり数十円~数円
- 動画広告の場合
- 1再生あたり数十円~数百円
Web広告の費用対効果を高めるには、以下の点が重要となります。
- 適切な広告枠や配信先の選定
- 効果的な広告クリエイティブの設計
- 広告効果の計測と改善の継続
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SEO対策
SEO対策の費用相場は、一般的に月額5万円〜30万円程度となります。
ただし、これは業者の規模や実績、対象サイトの規模や競合状況、求められる施策の内容によって大きく変動します。
低予算で始めることも可能ですが、効果的な施策を行うには一定の予算が必要になるでしょう。
そのため、事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが賢明です。
主な費用項目としては、以下が挙げられます。
- キーワード選定、競合分析
- サイト内の改修作業
- コンテンツ制作
- 外部対策(リンクビルディングなど)
- 効果測定、レポーティング
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コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに価値ある情報を提供することで、 ユーザーとの信頼関係を構築し、態度変容を促進する手法です。
具体的には、ブログ記事、動画、ポッドキャスト、SNS投稿などの オンラインコンテンツや、展示会、パンフレットなどのオフラインコンテンツを 計画的に制作・配信・共有することで、 ユーザーとの接点を創出し、ブランディングやリード獲得につなげていきます。
つまり、「モノ売り」ではなく「価値提供」を行うことで、 ユーザーとの長期的な関係性を築くことができる戦略的なマーケティング手法なのです。
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SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、Facebook、Instagram、Twitterなどのプラットフォームを活用して、商品やサービスの広告配信や情報発信を行うマーケティング手法です。
主な施策として、SNS広告の運用、投稿によるブランディング、SNS上でのコミュニティ形成などが挙げられます。
SNS広告の費用相場は、運用するSNSの種類、広告の形態、配信目的、クリエイティブ制作費など、さまざまな要因によって変動します。
効果的なSNSマーケティングを実現するには、各SNSの特性を理解し、適切な予算設定と運用管理が不可欠です。
ポイント
- SNSマーケティングは単独ではなく、Webサイトやコンテンツマーケティングなど他施策と連携させることで相乗効果が期待できます。
- SNSごとの特性を踏まえ、目的に応じた適切なプラットフォームを選択することが重要です。
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Webサイト制作
Webサイト制作の費用は、目的や機能、依頼先によって大きく異なります。
一般的な相場は、以下の通りです。
- 最低20万円程度: 簡単な企業サイトやポートフォリオサイト
- 200万円以上: ネットショップや会員制サイト、クチコミ機能など高機能なサイト
依頼先も費用に影響します。
大手のWeb制作会社は高額ですが、高品質なサイトが期待できます。
一方、中小企業や個人事業主向けであれば、小規模な制作会社に依頼するのがコストパフォーマンスに優れています。
Webサイト運用
Webサイト運用とは、ウェブサイトが本来の目的を達成し続けられるよう、 様々な調整や改善を行うことを指します。
主な作業内容としては、以下が挙げられます。
- コンテンツの更新・改善: 新しい情報を追加したり、古い情報を更新したりすることで、サイトの価値を維持します。
- サイト分析・改善: アクセス解析などを行い、ユーザーの行動を把握し、サイトの改善につなげます。
- SEO対策: 検索エンジンに適切に評価されるよう、サイトの構造や内容を最適化します。
- セキュリティ対策: サイトの改ざんや不正アクセスから守るための対策を講じます。
Webサイト運用の費用相場は、以下の通りです。
- 自社で最低限の運用: 月額2万円以下
- コンテンツ更新とあわせて運用: 月額5万円程度
- 効果測定も含めて外注しつつ運用: 月額10万円~20万円
- 集客に注力して運用: 月額20万円~50万円
Webマーケティングを外注するメリット
Webマーケティングをプロに外注することで、高い専門性と豊富な実績を活かした効果的な施策を期待できます。
外部のスペシャリストに任せることで、自社では難しい高度な戦略立案やノウハウの蓄積が可能になります。
加えて、社内でWebマーケティング人材を雇用する必要がなくなるため、採用コストや教育コストを大幅に削減できるメリットがあります。
質の高いマーケティング戦略を立てることが出来る
Webマーケティングの専門家に外注することで、自社では難しい高度なマーケティング戦略を立案することができます。
専門家は業界の最新トレンドや効果的な施策について深い知見を持っているため、 自社だけでは気づきにくい新しい視点からの戦略を提案してくれます。
さらに、外注によって社内リソースを本業に集中させることができ、 効率的なWebマーケティング活動が可能になります。
つまり、専門家に外注することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 高度な戦略立案が可能になる
- 最新トレンドを取り入れた施策が実施できる
- 本業へのリソース集中が図れる
本業へ専念することが出来る
Webマーケティングは専門性が高く、常に新しい施策を打ち出す必要があります。
そのため、自社で行うのは難しい場合があります。
外部のWebマーケティング専門家に業務を委託することで、本業に専念することができます。
経営資源を本業に集中させ、自社の強みを最大限に活かすことが可能になります。
加えて、Webマーケティングの専門家の知見を活用できるため、より効果的なマーケティング施策を立てることができます。
本業に専念しつつ、高度なWebマーケティング施策を実施することが可能になるのです。
Webマーケティングを外注するデメリット
Webマーケティングを外注する際には、いくつかのデメリットがあります。
具体的には、以下のデメリットが考えられます。
- 担当者によって成果が左右される
- 社内資産として残りづらい
ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
担当者によって成果が左右される
Webマーケティングを外注する際の大きな課題は、担当者の経験や能力によって成果が大きく異なる点です。
優秀な担当者であれば、適切な戦略を立案し、効果的な施策を実行することで高い成果が期待できます。
一方、専門知識が不足している担当者の場合、うまくいかない可能性が高くなります。
Webマーケティングは高度な専門性が求められる分野であり、担当者の力量が成否を大きく左右するのが実情です。
- 戦略立案力
- マーケティングスキル
- 最新動向の把握
- 分析力
このような点で、担当者間での差が生じやすいためです。
社内資産として残りづらい
外注先とのWebマーケティングの知見共有が不十分だと、
契約終了時に社内にその専門性が残らない懸念があります。
外注先から学ぶ機会を設け、社内人材の育成を怠ると、
外注依存が高まり、内製化が困難になる可能性が高くなります。
そのため、外注と社内育成のバランスが重要です。
外注先から積極的に知見を吸収し、社内人材に蓄積させることで、
将来的な内製化への備えとなります。
Webマーケティングの予算の決め方
Webマーケティングの予算を決める際は、以下のことを意識するとよいでしょう。
- 目標設定を行い、予算を立てる
- 自社で行う業務と外注する業務を明確にする
- Webマーケティングにマーケティング全体予算の何割をかけるか考える
ここからは、各項目について詳しく解説していきます。
目標設定を行い、予算を立てる
Webマーケティングの予算を決める際は、まず目標を明確にすることが不可欠です。
どのような成果を望んでいるのか、具体的な数値目標を設定しましょう。
例えば、以下のような目標が考えられます。
- Webサイトの月間訪問者数を〇〇人に増やす
- リード獲得数を月間〇〇件に伸ばす
- 売上高を前年比〇〇%アップさせる
目標が決まれば、その達成に向けた具体的な施策と、 それぞれにかける予算の配分を検討できます。
目標設定なくしては、適切な予算の立て方も定まりません。
まずは自社の現状を冷静に分析し、 達成可能でありながら懸命に取り組む価値のある目標を立てることが肝心です。
自社で行う業務と外注する業務を明確にする
Webマーケティングを有効に機能させるには、自社で行う業務と外注する業務を明確に区別することが不可欠です。
自社の強みを最大限に活かしつつ、弱みを補完するよう適切に役割分担を行うことが重要なのです。
一般的には、以下の業務は自社で行うことをおすすめします。
- 目標設定・KPI設定:自社の経営方針に沿った目標を立てる
- 施策の方向性決定:目標達成に向けた戦略を検討する
- 進捗管理・評価:施策の実施状況を確認し、軌道修正を行う
一方、以下の業務は外注するのが賢明でしょう。
- Webサイト制作・運用:専門性が求められる作業
- Web広告運用:リスティング広告などの運用
- コンテンツマーケティング:ブログ記事やSNS投稿の作成
自社の経営資源に合わせて、このような役割分担を行うことで、効率的かつ効果的なWebマーケティングが可能になります。
Webマーケティングにマーケティングの全体予算の何割をかけるか考える
Webマーケティングに割り当てる予算の割合は、一般的には全体のマーケティング予算の20~30%程度が目安とされています。
ただし、この割合はあくまで目安に過ぎません。
最適な予算配分は、以下の要因によって異なります。
- 業界特性
- 企業規模
- 成長段階
- マーケティング戦略
そのため、自社の実情に合わせて柔軟に判断する必要があります。
例えば、オンラインビジネスが主体の企業であれば、Webマーケティングへの予算配分を増やすことが賢明でしょう。
まとめ
今回は、webマーケティングの施策や相場費用、外注することによるメリット・デメリットについて解説しました。
webマーケティングを始めた際は、まずは、集客施策に力を入れ、結果を確認し分析することが大切です。
また、外注する際は、マーケティングを行う目的・目標を定め、自社で行う業務内容と外注する業務内容を明確にする必要や、Webマーケティングにマーケティングの全体予算の何割をかけるか考える必要があります。
今回の記事がパートナー選びの一助となれば幸いです。
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